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3月, 2019の投稿を表示しています

技術企業のための押さえておくべきドイツビジネスメディア

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製造業企業にとって、Industry 4.0を掲げており、 自動車や産業機器の市場でもヨーロッパでメインとなる ドイツを重点市場に置いている場合が多いかと思います。 ヨーロッパにおける展示会でも、 Hannover Messe (産業機器)、モーターショー  IAA (自動車)、 boot (マリン)、 BAUMA (建設機械)、 K (プラスチック)など、 国際的に重要なイベントがドイツ国内で開催されています。 ヨーロッパの中でも、ドイツは、 産業分野では、まだ紙ベースのメディアが読まれているということや、 ライターがエンジニアの経歴を持っていることが多く、 詳しく技術に関して掘り下げた記事や広告展開が求められる、などの 特徴があります。 ビジネス展開や、展示会やに合わせて、 ドイツ向けの広告出稿のプロジェクトも多くあるため、 日本企業のニーズの多いドイツメディアをまとめてみました。 Handelsblatt / ビジネス雑誌 なんといっても、日本でいう日経新聞のような存在にあたる ドイツの経済紙が  Handelsblatt 。新聞版とデジタル版があります。 デジタルでは、ドイツ語版と グローバル版 のサイトがあります。 ビジネスの意思決定者層への訴求に展開する企業が多く、 ドイツ市場に展開する日本の技術企業の話題もカバーしています。 Capital / ビジネス雑誌 ビジネス雑誌では、 Capital  月刊雑誌とデジタル版があります。 発行部数は、136,819 ( IVW 4/18 ) VDI nachrichten / エンジニア向け新聞 VDI nachrichten ウィークリー新聞、デジタル版もあります。 ドイツのエンジニア向けのテクノロジーに特化したメディアです。 発行部数 145,488 ( IVW IV/2018 ) 他にも、それぞれの産業界に特化したメディアがありますが、 また業界ごとに紹介したいと思います。 今回はこのあたりで。 それでは、また。 - Mariko Fukui 海外メディア戦略 / コンサルタント PR会社、海外事業会社などを経て、ヨーロッパと日本を拠点に、日本企業の海外情報発信の

海外展示会出展での広告メディアの活用方法

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今回は、海外展示会出展時のメディアの活用に関して、まとめてみました。 「海外展示会で出展するのですが、  来場者に自社を知ってもらえる方法はありませんか?」 という相談をいただくことがあります。 海外展示会で、ブースでの販促活動を除く情報戦においては、 PRや、広告の手法があります。 発表内容に 業界におけるニュース価値があれば 、 記者会見展開などでPRの手法が活用できます。 しかし、同じタイミングで海外企業もPRを実施しているため、 露出するかどうか、内容や時期をコントロールすることはできないこと、 あまりにも海外で知名度がない企業がPRを実施しても、 掲載がない.. という厳しい現実があります。 (海外展示会におけるPRに関しては、またの機会にブログに綴ります) では、広告の手法ではどうなのか、ですが。 編集部の視点が入った記事ではありませんが、 企業の伝えたいメッセージを決まったタイミングで展開することができます。 展示会の広告では、一般的には ・展示会の主催社が提供する会場内のスペースや発行物などでの広告 ・パートナーメディアでの広告展開 などがあります。 展示会の主催社が提供する会場内のスペースや発行物などでの広告 会場内の歩道やスペースにおける広告露出の機会を得ることができます。 主催社に広告部門があるので、出展企業は問合せてみると提案を受けることができます。 パートナーメディアでの広告展開 パートナーメディアとは、展示会の主催社公認のメディアで、 会場内で取材をしたり、展示会の特集記事コーナーを設けています。 これらのメディアを通して、 来場者、来場できない人も含め、 業界での発表内容に関心のある人に、訴求することができます 。 また、展示会によっては、会場内で記者が取材し、 展示会で見つけた面白い製品を紹介し、 翌日来場者に配布するメディアがあります。 そのような配布メディアは、来場者が手にとって読む可能性があり、 そこへ広告展開を通して、会社や製品を紹介することで、 来場する人々に手にとってもらい、目に触れる機会を作ることができます。 Hannover Messeの場合

ヨーロッパの旅行メディアで観光プロモーション

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こんにちは。フランスから、Aalto福井です。 3 月よりフランスに異動し、ヨーロッパの業務に取り組んでいます。 日本との時差の関係で、夏時間になるまでは、 8時間差の日本寄せの早朝からの勤務ですが。 フランスで取り組んでいる活動はというと、ヨーロッパのメディアとの取引。 ヨーロッパ現地時間で働くことで、 メディアとのアレンジが、小回りのきく形になってきているように感じます。 ちょうど手元に、フランスの旅行ガイドブックでも有名な、 petit futé が届いたところで、 今回は、ヨーロッパの旅行分野のメディアに関して、 少しハイライトしてみたいと思います。 フランス、ドイツ、イギリス … など、夏に長期休暇を取得し、 家族で海外に滞在することの多いヨーロッパの人々。 こちらの人々からすれば、 日本は、行ってみたい国のひとつ(再び行きたいというファンも多い)ではありますが、 では、どの場所に行くのかというところで、 まだまだ日本各地の地名を上げる人は多くはないというところ。 Aalto は、日本の観光地、都市、ガストロノミー、観光関係企業などの プロモーションプロジェクトにも携わっています。 海外の旅行メディアでの記事広告制作、展開、オンラインマーケティングを実施したり、 都市や観光地プロモーションのプロジェクトでは、 記者の招聘の実施など、コーディネートしています。 ヨーロッパの旅行メディアは、 有名な観光地を紹介するだけではなく、 その観光地の歴史や、文化、伝統行事、現地のグルメなどを 特集することを重視しています。 記者の招聘実施に関しても、 詳しい歴史や文化の情報提供を求められます。 メディアの選定としても、 観光地紹介よりなのか、自然・アクティビティ、アートや文化、食よりなのか、 発信したい内容によってメディア選定が重要です。 一例ですが、 海外の旅、観光、アート、アクティビティ旅などの分野では、 下記のようなメディアがあります。

国際間コミュニケーションというテーマ

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日々全力で走っているなか、ふとしたきっかけで、 なんでこの仕事をしているんだろうと思い返すことがあります。 私達は、海外向けのコミュニケーション戦略や広告を展開していますが、 私たちの仕事のまんなかにあるミッションは、 『日本と海外を繋ぐ』ということ。 創業当時から、変わらずにここにあります。 これほどにも外国に行きやすくなり、 情報を入手しやすくなっている世界の土台があっても、 まだまだ、繋がっていない。 伝えるべきことが、伝わっていない。 伝わって、そこから生まれるべきことが生まれていない。 幼い頃から、 もともと繋がっていた方がいいはずなのに、なぜか繋がっていないこと。 もっと仲良くしていれば何かができるのに、なぜかお互いを理解できないこと。 「なんで繋がってないの?」 何かと何かに境界線が存在するという概念が理解できづらかった私は、 小さなことから大きなことまで、 そのふたつの間にある境界線が生み出す何かをなんとか解決したくてしょうがなかった。 大陸と大陸の間を繋ぐ海、 そこで常に止まらずに動き続ける波のようにありたいなと 昔から想像に浸っていました。 気づいたら、国と国をコミュニケーションで繋ぎたいと Aalto(フィンランド語で波)という会社を創ることになり、 今に至っているわけでもあります。 最近は、仕事で担当するクライアントの事業や製品が、 最終的に、世界に何をもたらしていくのか、 ひとつひとつの案件ごとに改めて考えることが多くあります。 特に、テクノロジーの領域のプロジェクトも多い中で、 そのテクノロジーが何を変え、 人にどのような影響を与え、その結果、 社会、世界がどうなっていくのか、 果たして、それは持続的な世界に繋がるものなのかどうか。 日本と海外を繋ぐ役割を担って生きるなかで、 発信するという行動から生み出す世界への影響力の責任感を感じつつ、 また同時に、私たちが繋ぐ役割を担うことで、 世界に、今までになかった新しい出会いや機会、影響を生